― マニキュア編 ―
わかりやすく言うと「マニキュアは、持ちません。」
これが前提なのです。
塗り方が悪いわけでも、あなたの生活が雑なわけでもありません。“持つ”という感覚は少し違います。
爪は、生活の中で表面に小さな衝撃が与えられ続けているのです。
プロのネイリストさんにマニキュアを塗ってもらいます。
(ベースコート・マニキュアカラー2度塗り・トップコート)
しっかりと乾燥させて、何もしないで過ごすことができれば、1週間きれいに保てるかもしれません。
それは、とても理想の話です。
現実は違います。
家の中で静かに過ごすだけでも、手を洗えばタオルを使います。
食事で箸を使い、お風呂にも入ります。
バッグの中からスマホを取り出すことも、家事や洗濯など様々な動作をします。
きりがありません。
1日過ごせばトップコートの表面は少しずつ薄くなっています。
「3日で先端がはげる」のは普通です。
【マニキュアは「予定」に合わせる】
マニキュアは、長持ちさせるものではなく、予定に合わせるものです。
1番きれいに迎えたい日のために塗ります。
出かける予定の日を軸にして、前日、もしくは2日前です。
これはサロンでもしていました。
特に花嫁様には、結婚式の1週間前には、打ち合わせをし、マニキュアを塗った後の1日だけ、生活環境を整え、丁寧に過ごすようにお伝えしていたことです。
サロンでは「マニキュアは長持ちしますか?」と聞かれたら、提案をしていました。
カラーの選び方をや、先端にラメを入れるなど。
単色よりも、ラメやフレンチのように先端に重ねるデザインを進めていく。
ネイリストとしては現実的なやり方です。
【マニキュアで手軽な方法】
特別なことはしません。
1日目→ベースコート・カラー1度塗り・トップコート。
2日目→カラーをもう1度塗り、トップコート。
2度塗りを2日に分けて時短しています。
乾く時間も短くなり、無理なく整います。
その後は、ツヤが少し落ちてきたらトップコートを重ねます。
トップコートの表面は、毎日の生活で少しずつ薄くなっています。
カラーが削れる前に、薄くなったトップコートを足す感覚で重ねています。
重ねることで厚みが出て、結果的に強度も少しずつ上がります。
厚みができることで、引っ掛けた時にストレスポイントに皺が入ることもあります。でもそれは、爪が折れなかったということ。
トップコートが衝撃を受け止めてくれたということです。
塗りすぎれば重さにもなります。だから“持たせるために厚くする”のではなく、薄くなった分を“足す”感覚で重ねます。
そして1週間ほどで落とします。理由は、根元が目立つからではありません。
少し伸びると、手先が気になります。
長さが変われば、爪とマニキュアのバランスも変わります。だから、放置せず塗り直します。
【オイルという選択】
トップコートを重ねるのは、正直ハードルが高いです。
生活の中に、取り入れやすいネイルオイルを勧めます。
爪まわりが整い、手がきれいに見えることで心地よく癖になります。
爪の表面に油膜ができることで、ネイルの表面も守られます。
手が乾燥するということは、ネイルの表面も乾燥しています。
ネイルオイルで保湿しながら保護膜を維持します。
【トップコートを塗る場合】
1度手を洗い、表面の油分を落とします。
タオルではなく、キッチンペーパーやティッシュなど、ケバ立たないもので水分を吸い取ります。
乾いてからトップコートを塗ります。少し落ち着いたら、根元にネイルオイルを垂らす。
昼間は紫外線もありますから、ネイルオイルは、外出前に塗らなくてもいいです。
寝る前だけで、十分変わります。
マニキュアは、完璧に持たせるものではありません。
薄くなる前提で足す。乾燥する前提で守る。そして、1週間ほどで整え直す。
「爪は止まっていません。」だから、マニキュアも止めない。私のやり方です。
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