〜うまくいかないの?〜
「基本」は、ついつい飛ばしてしまいやすいものです。
お料理でも、下味を省いたり、火加減を時短だと思い込んで強火にしてしまえば、見た目はそれらしくても、どこか「何かが違う」。
そんな経験はありませんか?
早くきれいな仕上がりを楽しみたい。
その一心で、仕上がりばかりに目がいってしまい、知らない間に手順を見落とし、省いてしまう。
ネイルも同じです。
その「早く完成させたい」という気持ちは、本当によくわかります。
それでも、やればやるほど「基本って大切」「丁寧さに差がつく」ということを、私自身も実感するようになりました。
【ほんの少しの「油断」が招くこと】
基本から起こってしまうトラブルは、いろいろあります。
例えば、少し消毒を飛ばしてしまえば、ジェルの場合、爪にカビが生えてしまう原因になることも。
爪先が少し長いかなと思いながら後回しにすると、ある時ストレスポイントからざっくり折れてしまったり……。場合によっては、怪我に繋がってしまうことだってあるのです。
【「あとでいいかな」が、少し遠回りになる理由】
マニキュアでは、油分除去を甘くしてしまうと、輪郭がにじんでしまい、結局やり直すことになります。
ジェルも同じです。
下準備(プレパレーション)をきちんと丁寧にしなければ、すぐに浮いて、剥がれたときに自爪まで傷めてしまう。
どれも、「これくらい大丈夫」「少し面倒だから」と飛ばしてしまうことで、起こってしまうこと。
あとになってから、「やっておけばよかった」と思うことばかりでした。「急がば回れ」という言葉は、もしかしたらネイルの為にあるのかもしれませんね。
【プロが「基本」を大切にする、本当の理由】
プロであっても、基本を飛ばし丁寧さを怠ると、やはり結果は変わるものです。
ただひとつ違うのは、飛ばしたときに「何が起きるか」を理解していること。
だから、消毒を忘れたことにもすぐに気づけます。
ジェルの下準備では、いつもしている力加減のわずかな差を、自覚し判断できます。
その結果を予測できる、知識と経験があるのです。
【見えない「下準備」が、一番の近道】
セルフネイルの場合、動画を見よう見まねでやっていると、「基礎はやっている」「順番はあっている」と思っていても、どこが本当に大切かまでは、分からないことがあります。
だからこそ、確実な基本を、丁寧に重ねることが大切なんです。
ネイルは、派手なデザインよりも、見えない下準備でほとんどが決まります。
消毒、油分除去、シェーピング、エッジの処理。
どれも地味で、少し面倒に感じる作業かもしれません。でも、爪は毎日少しずつ伸び、変化しています。そんな「止まっていない爪」の状態をちゃんと見て、確実に、丁寧に整えてあげること。
【関連記事】爪は止まっていません①ジェル・アクリルの変化
遠回りに見える基本は、実は一番の近道なのです。
もし最近、セルフネイルがうまくいかないと感じているなら。
新しいデザインを探す前に、一度だけ基本を見直してみてください。
確実な基本を丁寧に重ねた分だけ、ちゃんと結果は返ってきます。
それは魔法ではなく、自分自身への丁寧さが、形になって現れるだけなんですよね。

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