〜二枚爪を防ぐ「正しい爪の整え方」〜
爪の長さを整えるとき、あなたは何を使っていますか?
多くの人が「爪切り」と答えると思います。
子どもの頃から使ってきた爪切りは、早くて慣れているもの。疑うこともなく、当たり前のように手に取りますよね。
でも、爪を切る時のあの“パチン”という音。
ほんの一瞬、強い反動がかかって、爪がそるような感覚を気にしたことはありませんか?
【「パチン」を「ゆっくり」に変えるだけでいい】
爪切りは、決して悪い道具ではありません。長い爪を短くするにはとても便利で、時短にもなります。
ただ、一気に「パチン」と切ると、その衝撃で爪の層が剥がれ、二枚爪の原因をつくってしまうことがあります。先端が欠けやすくなるのも、実はこの衝撃が原因かもしれません。
だからこそ、使い方を少し丁寧にしてみる。それだけで変化が出てきます。
一気に切るのではなく、ハサミのようにゆっくりと、少しずつ刃を入れていく。ニッパーを使うような感覚で丁寧に。
それだけで、爪への負担はぐっと減ります。
それと、切る前に爪を「ふやかす」ことも試してみてください。
お風呂上がりなどの水分を含んだ爪は、いつもよりずっと柔らかくなっています。反動が和らぐことで、ダメージを最小限に抑えることができるんですよ。
ここで大切なのが「刃の切れ味」です。刃物メーカーとして有名な「貝印」、切れ味が鋭いものは、爪の層を押し潰さずに、スッと刃が入るので衝撃を最小限に抑えてくれるんです。
●長く愛用できる、質のいいタイプ
●足の爪を整える用(刃先がストレートタイプ)
道具選びを少し変えるだけでも、爪と自分への優しさですよ。
【その裏側のやすりが、実は大切な「仕上げ」】
爪切りの裏側についている小さなやすり。あれは、ただの飾りではありません。本来、爪切りは「切って終わり」ではなく、断面をなめらかに整えるところまでがセットなのです。
ただ、付属のやすりは金属製で目が粗いものも多いですよね。人によっては「削り心地が硬いな」と感じて、逆に細かな傷をつけてしまうこともあります。
【爪の未来を守る、小さなこだわりの道具】
もし、もっと優しく自爪を整えたいなら、「エメリーボード」をおすすめします。
紙製でしなりがあり、削れ方がとても柔らかいのが特徴です。
「180〜240」くらいの細かい目のものを選ぶと、断面をやさしく、なめらかに整えることができます。
道具ひとつで、爪の未来は変わります。
ここは、私のささやかな「こだわり」の部分です。
サロンワークでも長く愛用しているのはこちらのタイプです。他ではなかなか見かけない絶妙な「しなり」があり、自爪を整えるのにとても適しています。
エメリーボードの詳しい選び方や、おすすめについては、また別の記事でじっくりお話しする予定です。楽しみにしていてくださいね。
【最後に、頑張った爪に「お疲れ様」を】
整えたあとの爪は、目に見えなくても先端に小さな傷があり、乾燥しやすい状態です。
仕上げに、オイルをなじませて潤いを戻してあげましょう。それだけで、二枚爪や引っかかりの予防に繋がります。
ネイルオイルがあれば理想ですが、なくても大丈夫。実はリップクリームでも代用できるんですよ。
お客さまにも、よくそうお伝えしていました。
特別な道具がなくてもいい。今あるもので、できることから始める。
それがセルフネイルの良さだと、思っています。
爪切りは“NG”ではありません。
使い方とその後のひと手間で、小さな違いが爪の未来を変えていきます。
焦らなくて大丈夫。少しずつ丁寧に整えることが、きれいへの一番の近道です。
あなたも、今日から少しだけ「ゆっくり」切ってみませんか?

コメントを残す