「ファンデーションネイル」が上手く塗れない?

~自分を責めないで。「塗りやすさ」の裏側にある本当のこと~

「ファンデーション」という言葉を聞くと、皆さんはどんなイメージを持ちますか?

お肌を整える時のように、誰にでも馴染んで、サッとひと塗りで綺麗に見せてくれる……。

そんな「塗りやすさ」を期待してしまいますよね。

先日、ある市販のファンデーションネイル(マニキュア)を手に取ってみました。

「誰にでも合う」というコンセプトに惹かれたのですが、実際に筆を動かしてみると、そこには少し意外な現実が待っていました。

【「技術」が必要な道具もあります】

1本目を塗った瞬間、指先に伝わる感覚で分かりました。

「あ、これはセルフの方には少しハードルが高いかもしれない」。

皆さんがもし、市販のネイルを使って「ムラになる」「筆跡が残る」と落ち込んでいるとしたら。

それはあなたの技術が足りないのではなく、その道具が求める「正解の塗り方」が、少しシビアすぎるだけなのかもしれません。

プロは、1本の爪でその特徴を見抜き、2本目からは瞬時に筆の圧や液の量を調整して、何事もなかったかのように仕上げることができます。でも、それを皆さんに求めるのは、少し酷なことだと思うのです。

【「透ける」という名の、隠れた罠】

特に気をつけてほしいのが、オフした後の爪に使うとき。

「ファンデーション」と名前がついていても、中には自爪が透けすぎてしまうものがあります。

オフした後の爪は、ほんの少し表面の質感が違ったり、血色が気になったりするものですよね。

それが透けて見えると、「もっと爪を磨いて平らにしなきゃ!」と、ついついファンデーションカラーを塗る前に、下準備に頑張りすぎてしまいませんか?

「基本は大切」とお伝えしていますが、隠れないものを隠そうとして、大切な自爪を磨いて削りすぎてしまうのは、一番避けたいことです。

仕上がりが物足りないのは、あなたの爪のせいではなく、そのポリッシュの「透け具合」のせいです。また別の記事でポリッシュについてじっくりお話しする予定です。楽しみにしていてくださいね。

頑張って磨く必要はありません。大丈夫なんですよ。

【プロが選ぶ「心地よい逃げ道」】

思い通りにいかない時、プロは無理に深追いをしません。マニキュアは無理に塗ることで厚みが出てしまったり、失敗の原因になることを理解しているからです。

塗ってみた時に、あえて1度塗りでストップし、上からラメをさらっと重ねて仕上げ、ラメの光がムラを優しく散らし、奥行きと厚みを出してくれる。

もしお仕事でラメが難しいなら、マットコートで質感を抑えるのも、一つの洗練された解決策です。

「正解通りに塗らなきゃ」と自分を追い詰めて、無理に重ね塗りをするのではなく、今の状態をどうやって心地よく見せるか。その「引き出し」を増やすことこそが、セルフネイルを長く楽しむ秘訣です。

「まずは試しに、という方は、ネイルホリックのような身近なメーカーから探してみるといいです。ラメの種類も豊富ですし、マットコートも揃っています。
なによりドラッグストアで実際の色味を見られるので、気分に合うものが見つかりやすいですよ。

●Amazonでも揃っています
こちらをどうぞ 私のネイルホリックのお気に入りトップコートです。筆がしっかりしていて、先端が緩いカーブになっているので私はセルフで手軽に使っています。

【自分に合う「1本」に出会うまで】

ネイルは、自分自身を慈しむための時間です。

プロが微調整を必要とするような道具で、あなたが悲しい思いをする必要はありません。

「これは今の私には、少しわがままな道具だったかな」

そう笑って、そっと横に置く勇気も、自分を大切にする一歩。

あなたにそっと寄り添ってくれる、そんな「1本」を、楽しみながら探してみてくださいね。

確実な基本を大切にしながら、時には道具を賢く選ぶ。

その丁寧さの積み重ねが、いつかあなたらしい美しい指先を作ってくれます。

「私の爪の場合はどうかな?」

ひとりで不安になったら、

個別にお手元を見ながらお話しできる。

[オンラインレッスン]も用意しています。

今夜からは、ひとりで悩まなくて大丈夫ですよ。