自爪を傷めないエメリーボード

〜「しなり」が教えてくれる、優しい整え方〜

「爪切りの後は、ヤスリで整えましょう」

ネイルケアの基本としてよく聞く言葉ですが、いざ道具を手に取ったとき、こんな風に迷ったことはありませんか?

・「エメリーボードとファイル、何が違うの?」

・「どのくらいの力で、どう動かせばいいの?」

・「そもそも、なんで爪切りだけじゃダメなの?」

なんとなくで使ってしまうと、せっかくのケアが逆に「二枚爪」や「爪のダメージ」の原因になってしまうこともあるんです。

今回はエメリーボードの正体と、これだけは守ってほしい「最低限のルール」についてお話ししますね。

【エメリーボードとファイル、何が違うの?】

「ヤスリなんて、100均でもドラッグストアでも、どれも同じじゃないの?」

そう思うかもしれませんね。

でも実は、お店に並んでいるヤスリの多くは、ジェルネイルを整えるための「厚くて硬い」タイプなんです。

・ファイル: ジェルなどを扱うための、厚くて硬いもの。

・エメリーボード: 自爪を整えるための、薄くてしなるもの。

この2つの大きな違いは、その「厚み」「しなり」にあります。

厚くて硬いファイルで自爪を整えようとすると、ヤスリが強すぎて爪に響いてしまいます。これが、爪への大きな負担に繋がってしまうんですね。

一方、自爪専用のエメリーボードは、ペラペラと薄くて適度にしなります。

この「薄さ」と「しなり」があるからこそ、爪の隅々までスムーズに当てることができ、自爪に優しく形を整えることができるんですよ。

「自爪には自爪専用の道具がある」

まずは、この道具の選び方を知ることから始めてみましょう。

【なぜ、爪切りだけではいけないの?】

日常的に使っている爪切りですが、実は「切って終わり」にすると、自爪のトラブルに繋がりやすくなります。

以前こちら「爪切りは本当に「NG」?」でもお話ししましたね。

爪切りで整えた後の断面は、目に見えなくても実はガタガタした状態です。

そのままにしておくと、そこから乾燥が進んだり、どこかに引っかかって割れたりしやすくなります。

エメリーボードで優しく断面を整えること。

これが、割れにくい丈夫な自爪を育てるための、一番シンプルで大切なルールです。

●自爪専用エメリーボードは、長年いろんなものを使いましたがやっぱりピーシャインですね。

【エメリーボードを使うときの、最低限のルール】

エメリーボードを手に取ったら、ガリガリと「削る」のではなく、「爪先を整える」ことを意識してみてくださいね。

エメリーボードは、皆さんが思っている以上に、一度で自爪が短くなります。

「あ、削りすぎた!」とならないように、まずはゆっくり進めることが大切です。

・力を抜いて、エメリーボードを「添える」だけ

自分の力でどうにかしようとせず、エメリーボードが爪に触れている感覚を大事にしてください。力を入れすぎると、形もコントロールしにくくなります。

・一定方向に、ゆっくりと動かす

ゴシゴシ往復させず、一方向へ優しく。スピードを出さず、ゆっくりと断面をなでるように動かすのが、滑らかに仕上げるコツです。

プロが早く動かすのは、客様を待たせないためですし、往復しているように見えても必ず片方からは力を抜いて当てていません。

ここで大切なのは、乾燥した状態では削らないこと。以前も「甘皮ケアは「取る」ものではありません。」こちらでお伝えしたこともあります。

爪は1枚の板のように見えますが、実は何層にも重なっています。

例えるなら、バームクーヘンのような構造です。繊細な層でできています。

【関連記事】「かかとの整え方|自宅でできるセルフケア」かかとも層なのですよ

・爪の下から、爪先を確認しながら進める

「角度をどうしよう」と難しく考える必要はありませんよ。爪の下から、今の爪先の状態をしっかり目で確認しながら進めてみてください。

そうすれば、自然と正しい角度でエメリーボードが当たり、爪先がよく見えます。理想の形に整えやすいです。

まずはこの「見て、ゆっくり動かす」という感覚から始めてみませんか?

次の記事でエメリーボードの基本的な動かし方をお伝えしますね。楽しみに待っていてください。

素敵な指先に、ふとした瞬間の仕草まで愛おしくなりますように。

「私の爪の場合はどうかな?」

ひとりで不安になったら、

個別にお手元を見ながらお話しできる。

[オンラインレッスン]も用意しています。

今夜からは、ひとりで悩まなくて大丈夫ですよ。