「保湿」
手元を迷いなく整えるために
はじめに
前回は、地爪の形を優しく整えるためのやすりや、塗る前の準備に使うエタノールなど、「色をのせる前」の手元を整える道具たちについてお話ししました。
【関連記事】→~セルフネイルに寄り添う道具たち~「色を乗せる前に」
形を整えたり、お気に入りの色をまとったりする時間と同じくらい、あるいはそれ以上に私が大切にしているのが、そのあとに指先を労う「保湿」の時間です。
よく「ネイルオイルとハンドクリームはどちらが先?」と聞かれますが、ひとつの明確な基準があります。
それは、オイルで水分を逃さないための「膜(ラップ)」をつくり、そのあとにハンドクリームで手全体を優しく包み込んであげる、という順番なんですよ。特に、お湯を使ったあとや、少し指先の乾燥が気になったときには、この重ね方がとても心地よいお守りになってくれますよ。
セルフネイルに寄り添う保湿たちも、今回も静かに書き留めておきますね。
指先に、そっと潤いの膜をはるもの
●ピーシャイン フフレーバーキューティクルオイル
地爪の形を整えるエメリーボードでもご紹介した、削る道具のスペシャリストが作ったネイルオイルです。
こちらはハケがついたボトルタイプで、爪の断面や裏側まで、狙ったところにしっかりとオイルを届けることができるんですよ。いくつかの香りからお好みのものを選べるのも、毎日の小さなお楽しみになりますね。
まずはこのオイルという名の「ラップ」で、水分を蓄えたあなたの爪を、大切に包み込んであげるところから始めてみませんか?
【関連記事】→ 二枚爪を防ぐ!エメリーボードの動かし方
日常の延長で、優しくいたわるもの
●カントリー&ストリーム ネイルオイル
もともとは、このシリーズの唇を潤すリップクリームがとても心地よくて使い始めたのがきっかけだったんですよ。「それなら」と指先のためのものも選んでみたら、やっぱり肌にすっと馴染んでくれたお気に入りなんですよ。
こちらは持ち運びにも便利な形なので、お出かけ先や仕事の合間など、日常のふとした瞬間に、乾燥が気になる部分へサッと寄り添ってくれます。
手元全体を、優しく包み込んでくれるもの
●カントリー&ストリーム ナチュラルハンドクリーム ライト
ネイル用だからといって、何か特別なものを用意する必要はありません。ドラッグストアの棚でいつも見かけるような、あなたにとって一番なじみ深いハンドクリームで十分です。
オイルで爪の周りを整えたあと、このクリームを手のひらの熱でそっと温めながら、手全体を包み込むように伸ばしていきます。
みずみずしく肌を覆ってくれる安心感は、やっぱりいつの時代も、手元をほっと落ち着かせてくれます。
水仕事の前に、サッと守れるもの
●アトリックス 花王ハンドミルク
こちらは少し番外編。お掃除やお皿洗いなど、どうしても水に触れなければいけないとき、事前にサッと塗って手肌を保護するためのハンドミルクです。
実は、最初は個人的に「ダメもと」で買ってみたものだったのですが、実際に使ってみると驚くほど扱いやすく、今ではすっかり私の習慣になったんですよ。
「荒れてから直す」のではなく、「あらかじめ守ってあげる」。このひと手間があるだけで、水仕事のあとの指先の健やかさが、驚くほど変わってきます。
おわりに
ハンドクリームやリップクリームなど、今お家にある身近なもので代用することも、もちろん間違っていません。
けれど、自分が本当に心地よいと思えるオイルやクリームをわざわざ選んで、1本1本の指を慈しむように塗り広げていく。その行為そのものが、誰のためでもない「自分のための時間」を豊かにしてくれるのだと思っています。
まずはあなたの手元が「ほっ」と落ち着くような、小さなお気に入りから味方にしてみてください。
「私の指先の乾燥具合だと、オイルを塗る頻度やハンドクリームの量は?」些細かなことかしらと思ってしまうようなお悩みでも、いつでも個別レッスンでお待ちしています。
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