〜自爪を削りすぎない「取りきらない」オフのコツ〜
オフは、新しく付けるための「作業」ではなく、「次を守るための時間」です。
削る量や、触れる力加減。どこで「ここまで」と手を止めるのか。
そのひとつひとつが、次に塗るジェルの持ちや、自爪の状態を決めてしまいます。
「少し残っていると、次が浮いちゃうかも」と不安になるかもしれません。
でも、無理に全部を取りきらなくても大丈夫ですよ。
薄く残ったベースは、次に爪が伸びたときには、きっとカットしてさよならする部分。
今、自爪を削ってまで真っさらに整える必要はありません。
まずは「取りきること」よりも「守ること」。
そこに目を向けるだけで、オフの時間はふっと穏やかに変わります。
【2つのオフ、どちらも「やりすぎない」で】
オフの方法は、大きく分けて2つ。
表面を整えて外していく方法と、アセトンで溶かして外す方法です。
どちらにも共通する、一番大切なことがあります。
それは、「やりすぎないこと」です。
ファイルでのオフは、どこまでがジェルで、どこからが自爪か見極めるのがとても難しいです。
「少し残っているかも」という不安が、ファイリングの回数を増やして、自爪を薄くしてしまいます。
アセトンを使うときも同じです。アセトンを使うときも、一度に全部取ろうとしなくて大丈夫ですよ。
まずは表面をファイルで軽く整えてから、アセトンを染み込ませたコットンをのせてアルミホイルを巻きます。
15分ほどおき、アルミを外したときにジェルが「モアモア」としていたら、ウッドスティックやセラミックプッシャーで優しくポロポロと落としてあげましょう。
※この時、アルミホイルの隙間ができていると上手く溶けてくれません
アセトンは乾いてくるとポロポロ落ちなくなり、表面で固まりみたいになります。
そうなってしまったら無理に取らずに、もう一度表面をファイルなどでなだらかにして、再度アルミを巻く。
この繰り返しでいいんです。一度で取れることはほぼありません。
「カラーがなくなったら、アセトンを使うのはおしまい」
そう決めておくだけで、自爪を必要以上に乾燥させたり、無理にこそげ取って傷つけたりすることを防げます。
ここで使うセラミックプッシャーも」、ガリガリと「削る」ためのものではありません。以前、下準備(プリパレ)の時にお話ししたあの優しい感覚を覚えているでしょうか。
爪に深い傷をつけずに、優しく「撫でる」ようにして、溶けたジェルをそっと整えてあげる。
その時の力加減や道具の扱い方はこちらの記事が1番わかりやすいので「ジェルネイルのプリパレとは?正しいやり方とコツ」参考にどうぞ。
●セラミックプッシャー
無理に力を入れてメタルプッシャーでこそげ取ったり、アセトンを必要以上にやりすぎてしまうと、自爪まで剝がれてしまうと白くなります。
ジェルが溶けているときは**「粉々」や「モアモア」とした感触**になります。
その違いを感じながら、決して無理はしないでくださいね。
カラーがなくなったら止めて整える作業に入りましょう。
【「カラーを削り取り、ベースを整える」だけでいい】
もし、「次のカラーに響くのが心配で、つい全部削り落としてしまう」という方がいたら、少しだけ見方を変えてみませんか?
実は、カラーをファイルで丁寧に取り除き、ベースをバッファーでなめらかに整える。
これだけで、オフは十分なんです。
一番上の色が付いている層をそっと薄くして、その下のクリアなベースが見えたら整えるように切り替えて下さい。
ネイルの1番真ん中が厚みがあるところです。
セルフではファイルの当て方が、爪に対して平行にファイルを当ててしまいがちです。
そのため、真ん中が1番はじめにクリアベースが見えると思います。
削れやすく薄くなりやすいのでクリアベースが見えたら、次はサイドを意識する。
ファイルからバッファーに切り替え整えていきましょう。
無理に自爪までたどり着かなくても、その残したベースは、次に塗るジェルの邪魔にはなりません。
ネイルの世界には「一層残し」という、自爪を削らずにベースを残して繋いでいく技術もあります。
「真っさらな自爪に戻さなきゃ」という思い込みを、少しだけ隣に置いてみてください。
オフの後に再びジェルをする場合でも、マニキュアにする場合でも、何もしない時も少し残すようにお勧めします。
【「丁寧さ」が、次のネイルを支える】
ほんの一瞬のことで、自爪の表面まで一緒に傷つけてしまうことがあります。
オフは「完璧にする時間」ではなく、「爪を労わりながら、ジェルを外す時間」。
多少ベースが残っていても大丈夫。次に整えることはできます。
焦らないこと。
無理に力を入れないこと。
そして、「ここで止める」と決めておくこと。
セルフネイルは、付けるときよりも、このオフの瞬間に一番「自分への優しさ」が出るもの。
オフしたあとの爪が、しっとり落ち着いていること。
それが、次をまた楽しく続けるための、何より大切な土台になります。
