〜「削りすぎ」を防いで、健やかな爪を守るために〜
ジェルを続けているうちに、爪が前よりもやわらかくなった……と感じることはありませんか?
オフのあとに爪がぺらぺらする。先端がすぐに折れてしまう。表面が白くなっている。
セルフネイルを楽しんでいるはずなのに、爪が弱くなっていくのを感じると、不安になりますよね。
原因は、体質でしょうか。それとも、ジェルが合っていないのでしょうか。
けれど、多くの場合、理由はひとつではありません。
【「削る回数」に隠れた、意外な盲点】
爪が薄くなる人には、ある共通点があります。
それは、「削る回数」が重なっていることです。
オフのとき、ジェルを削ります。
さらに付け替え前の下準備(プリパレ)でも、表面を整えます。
一度一度は、丁寧に行っているつもり。強く削っている感覚も、ないかもしれません。
けれど、毎回ほんの少しずつ表面を失っていけば、その変化は確実に積み重なっていきます。
とくにセルフの場合、どこまでがジェルで、どこからが自爪なのか、見極めが難しいこともありますよね。
オフのとき、すべてを取りきろうとして削りすぎてしまう。
表面が均一でないと不安になり、さらに整える。
その上で、また下準備(プリパレ)を行う。
オフで削り、付け替え前の下準備でも削る。
この「知らない間の重ね削り」が続くと、爪は少しずつ厚みを失っていきます。爪は繊細な層が重なっているバームクーヘンのようなもの。
オフや下準備(プリパレ)の繰り返しで、「層」を1枚ずつ余計に剝がしてしまうことが薄さに繋がります。
【取りすぎない、見極める。という考え方】
ここで大切にしてほしいのが、「一歩手前で止める」という勇気です。
完璧に平らにしよう、完全に取りきろう……という気持ちをぐっと抑えて、自爪に触れる前に止めてみる。その少しの余裕が、あなたの爪を守る一番の近道になります。
ソフトジェルの場合も、本質は似ています。
アセトンで溶かしたあと、どこまでがジェルなのか分からずに、自爪まで削ってしまうことがあります。
白くなっている部分を見ると、まだ残っているように感じてしまう。
きれいに取りきりたいと思い、さらに表面を整えてしまう……。
そのとき、自爪の表面まで一緒に削っていることがあります。
「完全に取り切ろう」として何度も削る代わりに、優しい道具で優しく整えることが大切です。
「ジェルネイルのプリパレとは?正しいやり方とコツ」こちらを参考にどうぞ。
方法は違っても、共通しているのは「削る」量が増えていること」なんです。
「削る」よりも「整える」を意識してくださいね。
ジェルには1層残しというやり方もあります。詳しくは書く予定です。
(※ちなみに、今すでに「薄い爪」で悩んでいる方へ。その状態とどう向き合っていくべきか……というお話も、また別の記事で詳しく書く予定です。楽しみにしていてくださいね)
【関連記事】薄い爪と薄くなってしまった「自爪を守る」
【「自分は弱いから」と、決めつけないで】
もちろん、体質の影響がまったくないわけではありません。
もともと爪が薄い人もいますし、初めてジェルをしたときにライトで強い熱を感じた人もいるかもしれません。
下準備をやさしく行っても、反応が出やすい人もいます。
けれど、それだけで薄くなるわけではありません。
大切なのは、「自分は弱いから」と決めつけてしまわないことです。
体質に加えて、削りすぎが重なれば、変化は早くなります。
けれど、削る量を正しく整えれば、負担はぐっと減らすことができます。
爪は毎日、伸び続けています。
【関連記事】爪は止まっていません②マニキュア編
今見えている部分は、すでに傷ついてしまったものかもしれません。
でも、これから伸びてくる部分を守ることは、今からでもできるんです。
自分を責めるのではなく、ジェルの扱い方を少しだけ見直してみる。
それだけでも、爪の状態は変わっていきます。
あなたも一度、これまでの手順をゆっくり振り返ってみませんか?
